ちょっと間が空いてしまいましたが、展示会の作品ふたつめ。
『今まで見たことのない作品』というお題で、『師範作品』を
作らせていただきました。
今回の展示会では、私の生徒さんが16人も出品してくださり、
出品しなかった方も、
「家族やお友だちを誘って見に行きますね」と、
楽しみにしてくれてました。
ご縁で私と一緒にお稽古をしてくださる
皆さんに、「先生」として、何を伝えられるだろうか。。
これからの楽しみや、目標とか。
技術を得る楽しみのほかのことも、伝えられたらいいなと。
なにか、道筋を示せるようなものを
表現したいなと思った時に浮かんだのが、
実家の居間にずっと飾ってある、
小学生の時に書いた書き初めの作品でした。
恥を忍んで(笑)、
子どもの頃の作品があるから、今の私があるという思いを
込めて、この作品を作らせていただきました。
※「なみ」…小1初期、「すし」…小1後期、「雪の連山」…小5、「雄大な自然」…中1
今、生徒の皆さんには「できないこと」が
「できるようになる」事を楽しんでいただいています。
しかし、書道の楽しみはそれだけでなく、
自分が書いた、その瞬間のものを
何年も残す事ができるんですよね。
数ヵ月後でも何年か後でも、
作品を振り替えった時に、その当時を思い出したり、
自身の成長を感じることも、
書道を続ける楽しさになったらいいなと思いました。
そして、今回の作品にはもうひとつテーマがありました。
それは、小学1年生から始めた
お習字の作品を、取っておいてくれた母のこと。
押し入れには、実家に住んでいた
高校生までの作品がきれいな状態で残っていました。
大切に残してくれていた母へ、
感謝の気持ちも込めて、展示会の
立派な舞台でお披露目をしたかったんです。
お陰さまで、母のことをたくさん誉めていただきました(*^^*)
実際、見に来てくれた母も喜んでくれましたし。
たくさんの方に喜んでもらえる作品ができたなら、
こんなに嬉しいことはないです。
注)照明の関係で、「すし」が光を放っていますが、
その通り、私はお寿司が大好きです。